あ行

アカウント乗っ取りあかうんとのっとり
他人のIDとパスワードを使ってログインし、本人になりすますこと。気づいたらパスワードの変更と、ログイン中の端末の確認を急ぎます。
アクセス制御あくせすせいぎょ
誰が、どの情報やシステムに、どこまで触れられるかを決めて管理すること。役割ごとに権限を分けるのが基本です。関連コラム:全員が管理者、をやめる。最小権限の考え方と役割ごとの分け方
悪用が確認されたあくようがかくにんされた
脆弱性が、実際の攻撃にすでに使われていると分かっている状態。注意喚起にこの言葉があれば、更新を後回しにせず、すぐ入れる目安になります。関連コラム:ネットショップや会社のサイトの部品で悪用が確認。外注先に聞くこと、更新のお知らせとサイバー攻撃。後回しにしてよいもの・すぐ入れるもの
アドウェアあどうぇあ
広告を表示することで収益を得るソフト。なかには勝手に広告を出し続けたり、閲覧情報を集めたりする迷惑なものもあります。
暗号化あんごうか
データを決まった方法で変換し、鍵を持つ人しか読めないようにすること。通信の途中や、保存したファイルを守るのに使います。関連コラム:HTTPSにしても防げないこと。鍵マークが示す範囲を知る、災害時の安否確認は171とweb171で。体験利用日と00000JAPANの注意点
暗号化DNSあんごうかでぃーえぬえす
サイト名から接続先を調べる DNS の問い合わせを、暗号化して送る仕組み。途中での盗み見を防ぎやすくなる一方、ネットワーク側の DNS による遮断や記録を通らない場合があります。関連コラム:AdFection攻撃とは 広告経由のゼロクリック攻撃と身近な対策
インシデント対応いんしでんとたいおう
事故が起きたときに、被害を広げないための初動、原因の調査、復旧、報告までを行うこと。誰に連絡するかを先に決めておくと、慌てずに済みます。関連コラム:ランサムウェア対策、「バックアップがある」で終わっていませんか?
ウイルス対策ソフトういるすたいさくそふと
不正なプログラムを見つけて取り除くソフト。WindowsやmacOSには標準の機能があり、定義ファイルを最新に保つことが大切です。関連コラム:小さな会社のセキュリティ対策。何から手をつけるかを優先順位で考える
エンドツーエンド暗号化えんどつーえんどあんごうか
送る人と受け取る人の端末の間だけで暗号を解けるようにする方式。途中のサーバーでは中身が読めない作りになっています(相手の端末に残る内容やバックアップ、やり取りの相手や時刻などの情報は別です)。
オフラインバックアップおふらいんばっくあっぷ
ネットワークから切り離した場所に保存するバックアップ。ランサムウェアに一緒に暗号化されにくいのが利点です。関連コラム:ランサムウェア対策、「バックアップがある」で終わっていませんか?
オンライン本人確認(eKYC)おんらいんほんにんかくにん
口座開設などで、本人確認をインターネット上で済ませる方法。本人確認書類の画像を送る方法と、ICチップを読み取る方法などがあります。関連コラム:「流出のお知らせ」が届いたら。漏らされた側が気をつけること
オープンリダイレクトおーぷんりだいれくと
正規のサイトのURLを使って、別のサイトへ転送させられてしまう不備。本物のアドレスから始まるので、偽サイトへの誘導に悪用されやすくなります。関連コラム:ネットショップや会社のサイトの部品で悪用が確認。外注先に聞くこと

か行

監査ログかんさろぐ
重要な操作を、あとから確かめられるように残す記録。改ざんされないよう、書き足しだけができる形で保存します。関連コラム:AIエージェントに仕事を任せる前に。操作の権限をどう決める?
管理者権限かんりしゃけんげん
設定の変更やソフトの導入など、システムを大きく変えられる強い権限。ふだんの作業は管理者でないアカウントで行うと、被害を小さくできます。関連コラム:認証と認可の違い。「本人か」と「何をしてよいか」を分けて考える、全員が管理者、をやめる。最小権限の考え方と役割ごとの分け方
画面ロックがめんろっく
席を離れたときなどに、パスワードや生体認証なしでは操作できないようにすること。短い時間で自動的にかかる設定にしておくと、のぞき見や勝手な操作のおそれを小さくできます。関連コラム:スマホを紛失したときに最初にすること。探す・ロック・回線の順番
共有アカウントきょうゆうあかうんと
1つのIDとパスワードを複数の人で使うこと。誰が操作したか分からなくなり、退職者にもパスワードが残るため、できるだけ個人ごとのアカウントに分けます。関連コラム:全員が管理者、をやめる。最小権限の考え方と役割ごとの分け方、「その人しか分からない」業務を減らす最初の5つ
キーロガーきーろがー
キーボードの入力を記録するソフトや装置。悪用されるとパスワードが盗まれるため、共用のパソコンで大事なアカウントに入らないことが大切です。
クロスサイトスクリプティングくろすさいとすくりぷてぃんぐ
サイトの弱点を使って不正なスクリプトを埋めこみ、見に来た人のブラウザで動かす攻撃。XSSとも書きます。
広告IDこうこくあいでぃー
スマホが広告のために使う識別子。iPhone と Android でそれぞれ仕組みがあり、設定でリセットしたり、追跡を許可しないようにしたりできます。関連コラム:AdFection攻撃とは 広告経由のゼロクリック攻撃と身近な対策
個人情報こじんじょうほう
生きている個人を特定できる情報。氏名や住所のほか、ほかの情報と組み合わせて本人が分かるものも含みます。扱いのルールは個人情報保護委員会の案内で確認してください。関連コラム:AI時代でも人が確かめなければならない仕事、AIに社内資料を渡していい?「学習に使われない」以外に確認すること
コンピューターウイルスこんぴゅーたーういるす
ほかのファイルに入りこんで広がる不正なプログラム。日常会話ではマルウェア全般をこう呼ぶことも多いです。

さ行

最小権限さいしょうけんげん
仕事に必要な範囲だけの権限を渡す考え方。社員を疑うためではなく、1人のアカウントで問題が起きたときに、被害が届く範囲を小さくするためのものです。関連コラム:全員が管理者、をやめる。最小権限の考え方と役割ごとの分け方
サプライチェーン攻撃さぷらいちぇーんこうげき
守りの固い会社を直接狙わず、取引先や使っているソフトの提供元を経由して入りこむ攻撃。関連コラム:入れただけで鍵が盗まれる部品。2026年10月、外注先に聞くこと
サポート詐欺さぽーとさぎ
偽の警告で電話をかけさせ、遠隔操作のソフトを入れさせたり、お金を払わせたりする手口。「ウイルスに感染しました」などの警告を画面に出し、表示された番号にかけさせます。画面の番号にはかけないことが基本です。関連コラム:国税庁やポイントをかたるメールで、Androidに不正アプリを入れさせる手口
証明書の透明性(CT)しょうめいしょのとうめいせい
発行された証明書を、誰でも見られる公開の記録(CTログ)に残す仕組み。記録に無い証明書を受け付けないブラウザもあり、知らないうちに発行された偽の証明書に気づきやすくなります。関連コラム:認証局の鍵が弱かった件。ブラウザが信頼をやめる仕組み、HTTPSにしても防げないこと。鍵マークが示す範囲を知る
ショルダーハッキングしょるだーはっきんぐ
後ろや横から画面やキーボードをのぞき見て、パスワードなどを盗むこと。カフェや電車でのパソコン作業では、のぞき見防止フィルムが役立ちます。
シングルサインオンしんぐるさいんおん
1回のログインで、つながっている複数のサービスを使えるようにする仕組み。パスワードの数が減り、退職者のアカウントも1か所で止められます。
情報セキュリティポリシーじょうほうせきゅりてぃぽりしー
会社として情報をどう守るかを定めた方針と決まり。小さな会社では、実際に守れる数項目から始めるのが現実的です。関連コラム:小さな会社のセキュリティ対策。何から手をつけるかを優先順位で考える
情報漏えいじょうほうろうえい
守るべき情報が外に出てしまうこと。攻撃だけでなく、メールの誤送信やパソコンの置き忘れでも起こります。関連コラム:「流出のお知らせ」が届いたら。漏らされた側が気をつけること
スパイウェアすぱいうぇあ
利用者に気づかれないように入力内容や閲覧履歴などを集め、外部に送る不正なソフトウェア。関連コラム:AdFection攻撃とは 広告経由のゼロクリック攻撃と身近な対策
墨消しすみけし
文書から、見せたくない文字や画像そのものを削除する処理。黒い図形を重ねて見えなくするだけでは、下の文字がファイルに残る場合があります。関連コラム:PDFの黒塗り、見えなくすれば大丈夫?送る前に確かめたいこと
スミッシングすみっしんぐ
SMS(ショートメッセージ)を使ったフィッシング。宅配の不在通知や料金の未払いを装ったものが多く、本文のリンクは開かず、公式アプリやブックマークから確かめると、偽サイトに入力してしまう被害を減らせます。関連コラム:そのQRコード、開いて大丈夫?読み取った後の確認ポイント、国税庁やポイントをかたるメールで、Androidに不正アプリを入れさせる手口
生体認証せいたいにんしょう
指紋や顔、静脈など体の特徴を使って本人を確かめる方法。パスワードを覚える必要がなく、スマートフォンのロック解除などで広く使われています。
セキュリティインシデントせきゅりてぃいんしでんと
情報の漏えい、不正アクセス、ウイルス感染など、セキュリティ上の事故や、その恐れがある出来事。
セキュリティパッチせきゅりてぃぱっち
脆弱性を直すために配られる修正のプログラム。OSやアプリの更新に含まれていることが多く、後回しにしないことが基本の対策です。関連コラム:ネットショップや会社のサイトの部品で悪用が確認。外注先に聞くこと、Node.js・Next.js・PHPで重大な修正。2026年10月に確かめること
セッションハイジャックせっしょんはいじゃっく
ログイン中であることを示す情報を盗み、その人になりすましてサービスを使う攻撃。
脆弱性ぜいじゃくせい
ソフトや設定にある、悪用されると攻撃につながる弱点。セキュリティホールとも呼ばれます。多くは更新(アップデート)で修正されます。関連コラム:更新のお知らせとサイバー攻撃。後回しにしてよいもの・すぐ入れるもの、ネットショップや会社のサイトの部品で悪用が確認。外注先に聞くこと
脆弱性診断ぜいじゃくせいしんだん
サイトやシステムに弱点がないかを、専門のツールや技術者が調べること。公開前や大きな変更のあとに行います。
ゼロクリック攻撃ぜろくりっくこうげき
利用者がリンクを押したりファイルを開いたりしなくても、端末やアプリの脆弱性を突いて成立する攻撃。OSやアプリを最新に保つことが基本の対策になります。関連コラム:AdFection攻撃とは 広告経由のゼロクリック攻撃と身近な対策
ゼロデイ攻撃ぜろでいこうげき
ソフトの弱点(脆弱性)が見つかり、修正が配られる前に、その弱点を突いて行われる攻撃。修正が出たらすぐ更新することで、被害を受ける期間を短くできます。
ゼロトラストぜろとらすと
社内のネットワークだから安全、とは考えず、すべてのアクセスをその都度確かめる考え方。クラウドや在宅勤務が増えたことで広まりました。
総当たり攻撃そうあたりこうげき
考えられるパスワードの組み合わせを片端から試して、ログインを突破しようとする攻撃。長いパスワードと多要素認証、ログインの回数制限が有効です。
ソーシャルエンジニアリングそーしゃるえんじにありんぐ
技術ではなく、人の心理や油断をついて情報を聞き出す手口。電話で担当者を装う、画面をのぞき見るなどがあります。

た行

多層防御たそうぼうぎょ
ひとつの対策に頼らず、複数の対策を重ねて守る考え方。1枚が破られても、次の層で止められるようにします。
多要素認証たようそにんしょう
パスワードに加えて、スマートフォンへの通知や確認コードなど別の要素を組み合わせてサインインする方法。パスワードが漏れても、それだけでは入られにくくなります。関連コラム:認証と認可の違い。「本人か」と「何をしてよいか」を分けて考える、小さな会社のセキュリティ対策。何から手をつけるかを優先順位で考える
端末の紛失対策たんまつのふんしつたいさく
パソコンやスマートフォンをなくしたときに備え、画面ロック、暗号化、遠隔でのロックや消去を設定しておくこと。関連コラム:スマホを紛失したときに最初にすること。探す・ロック・回線の順番
中間者攻撃ちゅうかんしゃこうげき
通信する2者の間に割りこみ、やり取りを盗み見たり書き換えたりする攻撃。暗号化された通信と、証明書の警告を無視しないことが対策です。
中間証明書ちゅうかんしょうめいしょ
ルート証明書とサイトの証明書の間に入る証明書。認証局は普段、中間証明書の鍵でサイトの証明書を発行します。この鍵が漏れると、偽の証明書を作られるおそれがあります。関連コラム:認証局の鍵が弱かった件。ブラウザが信頼をやめる仕組み、HTTPSにしても防げないこと。鍵マークが示す範囲を知る
提供元不明のアプリていきょうもとふめいのあぷり
公式のアプリストア以外から入れるアプリ。Androidでは「不明なアプリのインストール」の許可をアプリごとに出す仕組みで、許可したままにしないことが大切です。関連コラム:国税庁やポイントをかたるメールで、Androidに不正アプリを入れさせる手口
ディスク暗号化でぃすくあんごうか
パソコンの保存領域全体を暗号化すること。端末をなくしても、中のデータを読まれにくくなります。WindowsのBitLockerやmacOSのFileVaultが代表例です。
電子証明書でんししょうめいしょ
サイトや人が本物であることを、第三者の認証局が証明するデータ。HTTPSのサイトでは、サーバーの証明書で接続先が正しいかを確かめます。
匿名化とくめいか
データから、誰の情報か分からないように名前などを取り除いたり加工したりすること。
トラッキング(広告)とらっきんぐ
アプリやサイトで集めた利用者の情報を、ほかの会社のアプリやサイトの情報と結び付けて、広告や効果の計測に使うこと。端末やブラウザの設定で制限できる場合があります。関連コラム:無料アプリは、なぜ無料?広告・課金・データの見方
トロイの木馬とろいのもくば
便利なソフトや正規のファイルを装って入りこみ、裏で情報を盗んだり外部から操作できるようにしたりする不正なプログラム。

な行

内部不正ないぶふせい
社員や元社員、委託先など、内部の人が情報を持ち出したり不正に使ったりすること。最小権限と操作の記録が抑止になります。関連コラム:全員が管理者、をやめる。最小権限の考え方と役割ごとの分け方
なりすましなりすまし
他人や実在の会社のふりをして、情報を聞き出したり、送金させたりすること。メールの表示名は簡単に偽れるため、アドレスや別の経路での確認が大切です。関連コラム:「流出のお知らせ」が届いたら。漏らされた側が気をつけること
二重恐喝にじゅうきょうかつ
ランサムウェアの攻撃で、データを暗号化して使えなくすることに加え、盗み出した情報を公開すると脅して金銭を求める手口。データを戻せても、情報の持ち出しへの対応が必要になります。関連コラム:ランサムウェア対策、「バックアップがある」で終わっていませんか?
偽ショッピングサイトにせしょっぴんぐさいと
実在の店や公式の通販を装い、注文しても商品が届かない、カード情報を盗むといった目的で作られたサイト。相場より大きく安い値段や、運営会社の情報が確かめられないことが見分けの手がかりです。関連コラム:AIが教えたサイトが偽物だったら。買い物の前に確かめる4つのこと
認可にんか
本人と確かめたあとで、その人に何を許すか(見られる、編集できるなど)を決めること。認証とは別の段階です。関連コラム:認証と認可の違い。「本人か」と「何をしてよいか」を分けて考える
認証にんしょう
使おうとしている人が本人かどうかを確かめること。パスワード、確認コード、生体情報などを使います。関連コラム:認証と認可の違い。「本人か」と「何をしてよいか」を分けて考える、国内で不正アクセスが相次ぐ。自社サイトの何を確認すればいい?
認証アプリにんしょうあぷり
ワンタイムパスワードを表示するスマートフォンのアプリ。SMSより乗っ取られにくい方法として、多要素認証によく使われます。関連コラム:機種変更の前に確かめること。控え・2段階認証・初期化の順番
認証局にんしょうきょく
サイトの証明書を発行し、「このサイトはこの名前の持ち主のもの」と保証する組織。ブラウザやスマホは、信頼する認証局の一覧を持っていて、そこにつながる証明書だけを本物として扱います。関連コラム:認証局の鍵が弱かった件。ブラウザが信頼をやめる仕組み、HTTPSにしても防げないこと。鍵マークが示す範囲を知る

は行

ハッシュはっしゅ
データから、決まった計算で作る短い値(ハッシュ値)。元のデータが少しでも変わると値が大きく変わり、値から元のデータには戻せません。ファイルが改ざんされていないかの確認や、パスワードをそのまま保存しないために使われます。
バックアップばっくあっぷ
ある時点のデータの状態を、別の場所に取っておくこと。クラウドの同期は全端末を同じ状態にそろえる仕組みなので削除も同期され、バックアップの代わりにはなりません。関連コラム:小さな会社のセキュリティ対策。何から手をつけるかを優先順位で考える、クラウドの同期はバックアップではない。消えるときは全端末から消える
バックドアばっくどあ
正規の手続きを通らずにシステムへ入れるよう、こっそり作られた裏口。攻撃者が一度入りこんだあと、再び侵入するために仕掛けることがあります。
パスキーぱすきー
パスワードの代わりに、端末の顔認証や指紋認証などでログインする仕組み。偽サイトでは使えない作りのため、フィッシングに強いのが特長です。関連コラム:「流出のお知らせ」が届いたら。漏らされた側が気をつけること
パスフレーズぱすふれーず
いくつかの単語をつないだ長いパスワード。覚えやすさを保ちながら、推測されにくくできます。
パスワードの使い回しぱすわーどのつかいまわし
複数のサービスで同じパスワードを使うこと。1か所で漏れると、ほかのサービスまで一度に入られるおそれがあります。関連コラム:国税庁やポイントをかたるメールで、Androidに不正アプリを入れさせる手口、「流出のお知らせ」が届いたら。漏らされた側が気をつけること
パスワードマネージャーぱすわーどまねーじゃー
たくさんのパスワードを安全に保存し、自動で入力してくれる仕組み。サービスごとに違う長いパスワードを使いやすくなります。関連コラム:小さな会社のセキュリティ対策。何から手をつけるかを優先順位で考える
パスワードリスト攻撃ぱすわーどりすとこうげき
ほかのサービスから漏れたIDとパスワードの組み合わせを使って、別のサービスにログインを試みる攻撃。同じパスワードを使い回さないことがいちばんの対策です。
秘密の質問ひみつのしつもん
パスワードを忘れたときに本人確認に使う質問。答えを調べられやすいものは避け、ほかの人が知らない答えにしておきます。
標的型攻撃メールひょうてきがたこうげきめーる
特定の会社や人に合わせて、取引先や上司を装って送られる攻撃メール。文面が自然で見分けにくいため、添付ファイルや振込の依頼は別の手段で本人に確かめる運用が効きます。
ビジネスメール詐欺びじねすめーるさぎ
取引先や経営者になりすまし、振込先の変更などを依頼して送金させる詐欺。英語の頭文字でBECとも呼ばれます。口座の変更は電話など別の経路で確認する決まりが対策になります。
ファイアウォールふぁいあうぉーる
ネットワークの出入口で、許可した通信だけを通し、それ以外を止める仕組み。パソコンやルーターに入っています。関連コラム:WAFとは何か。ファイアウォールとの違いを実務の言葉で、PHPの重大な弱点に悪用の報告。サイトと機器で確かめること
フィッシングふぃっしんぐ
実在する会社やサービスを装ったメールやSMSで偽のサイトへ誘い、IDやパスワード、カード番号を入力させる手口。リンクを押す前に送信元と行き先のアドレスを確かめることが基本の対策です。関連コラム:国税庁やポイントをかたるメールで、Androidに不正アプリを入れさせる手口、AIが教えたサイトが偽物だったら。買い物の前に確かめる4つのこと
不正アプリふせいあぷり
情報を盗む、端末を勝手に操作するなど、利用者に害のある動きをするアプリ。メールやSMSのリンクから入れさせる手口が多く、公式のアプリストア以外から入れないことが基本の対策です。関連コラム:国税庁やポイントをかたるメールで、Androidに不正アプリを入れさせる手口
フリーWi-Fiの危険ふりーわいふぁいのきけん
誰でも使える無料のWi-Fiでは、通信をのぞかれたり、偽のアクセスポイントにつながったりするおそれがあります。大事な作業はスマートフォンのテザリングなどを使うと、リスクを下げられます。
プライバシーマークぷらいばしーまーく
個人情報を適切に扱う体制を整えている事業者に、日本の審査機関が使用を認めるマーク。
ペネトレーションテストぺねとれーしょんてすと
実際の攻撃者と同じ手法で侵入を試み、守りが働くかを確かめる検査。侵入テストとも呼ばれます。

ま行

マスキングますきんぐ
画面や書類、データの一部を伏せ字などで隠すこと。カード番号の下4桁だけを表示するのが身近な例です。関連コラム:PDFの黒塗り、見えなくすれば大丈夫?送る前に確かめたいこと
マルウェアまるうぇあ
コンピューターに害を与える不正なソフトウェアの総称。ウイルス、ワーム、トロイの木馬、ランサムウェアなどを含みます。関連コラム:国税庁やポイントをかたるメールで、Androidに不正アプリを入れさせる手口
迷惑メールめいわくめーる
受け取る人の同意なく一方的に送られる広告などのメール。スパムとも呼ばれ、フィッシングやウイルス付きのメールが混ざることもあります。
メール誤送信めーるごそうしん
宛先を間違えてメールを送ること。情報漏えいの原因として多く、送信前の確認や、送信を少し遅らせる設定が対策になります。関連コラム:AI時代でも人が確かめなければならない仕事

ら行

ランサムウェアらんさむうぇあ
パソコンやサーバーのファイルを暗号化して使えなくし、元に戻す代わりに身代金を要求する不正なプログラム。同期ではなく、切り離した場所に取ったバックアップが復旧の頼りになります。関連コラム:ランサムウェア対策、「バックアップがある」で終わっていませんか?、小さな会社のセキュリティ対策。何から手をつけるかを優先順位で考える
リモートワイプりもーとわいぷ
なくした端末の中のデータを、離れた場所から消去する機能。スマートフォンの「探す」機能などで使えます。関連コラム:スマホを紛失したときに最初にすること。探す・ロック・回線の順番
ルート証明書るーとしょうめいしょ
認証局の信頼の大もとになる証明書。ブラウザやOSにあらかじめ入っていて、ここから中間証明書、サイトの証明書へと信頼がつながります。ブラウザが一覧から外すと、そこにつながる証明書は信頼されなくなります。関連コラム:認証局の鍵が弱かった件。ブラウザが信頼をやめる仕組み、HTTPSにしても防げないこと。鍵マークが示す範囲を知る
ログろぐ
システムやアプリが、いつ誰が何をしたかを記録したもの。問題が起きたときの原因調査に欠かせません。関連コラム:国内で不正アクセスが相次ぐ。自社サイトの何を確認すればいい?、Webhookとは?APIとの違いと受け取る側の注意
ロックダウンモードろっくだうんもーど
ごく高度な標的型攻撃を受けるおそれがある、ごく一部の人のための Apple の端末の機能。一部のアプリやWebの機能を制限して、攻撃される範囲を減らします。日常の使い勝手にも影響します。関連コラム:AdFection攻撃とは 広告経由のゼロクリック攻撃と身近な対策

わ行

ワンタイムパスワードわんたいむぱすわーど
一度しか使えない、短い時間だけ有効なパスワード。認証アプリやSMSで受け取り、ログインの確認に使います。
ワームわーむ
ほかのファイルに寄生せず、ネットワークを通じて自分で次々に広がる不正なプログラム。OSの更新を止めている端末が狙われやすくなります。

A–Z

2段階認証
パスワードを入れたあと、スマートフォンに届く確認コードなどでもう一度確かめるログインの方法。多要素認証の代表的な形です。関連コラム:機種変更の前に確かめること。控え・2段階認証・初期化の順番、「流出のお知らせ」が届いたら。漏らされた側が気をつけること
3-2-1ルール
バックアップを3つ持ち、2種類の保存先に分け、1つは離れた場所に置くという考え方。1か所の事故でまとめて失わないためのものです。関連コラム:クラウドの同期はバックアップではない。消えるときは全端末から消える
Bot(ボット)
Webサイトに自動でアクセスするプログラム。検索エンジンのものなど、公開しているサイトに来るのは普通のことです。数ではなく、サーバーが重くなっているか、見せたくない場所に来ているかで対応を決めます。関連コラム:サイトにBotが大量に来る。止めるものと通すものを分ける
CAPTCHA
画像の文字を読ませたり、チェックを入れさせたりして、操作しているのが人かプログラムかを見分ける仕組み。関連コラム:サイトにBotが大量に来る。止めるものと通すものを分ける
CSP(コンテンツ セキュリティ ポリシー)
Webサイトが、どこから読み込んだスクリプトや画像なら使ってよいかをブラウザに伝える設定。万一ページに不正なスクリプトが差し込まれても、実行されにくくします。関連コラム:国内で不正アクセスが相次ぐ。自社サイトの何を確認すればいい?
CSRF
ログインしたままの利用者に、本人が意図しない操作(送信や設定変更)をさせる攻撃。クロスサイトリクエストフォージェリの略です。
CVE
公開された脆弱性に1件ずつ付ける世界共通の番号(例:CVE-2026-12345)。更新のお知らせや注意喚起でこの番号を手がかりに、同じ脆弱性の情報を探せます。関連コラム:更新のお知らせとサイバー攻撃。後回しにしてよいもの・すぐ入れるもの、ネットショップや会社のサイトの部品で悪用が確認。外注先に聞くこと
DDoS攻撃
多数の端末から一斉に大量の通信を送りつけ、サイトやサーバーを使えなくする攻撃。CDNやWAFなど、手前で受け止める仕組みで和らげます。関連コラム:サイトにBotが大量に来る。止めるものと通すものを分ける
EDR
パソコンやサーバーの中の動きを見張り、怪しい動きを見つけて止めたり、あとから調べたりする仕組み。入られたあとの対応を早くするための対策です。
HTTPS
ブラウザとサーバーの間の通信を暗号化する仕組み。途中で読まれたり書き換えられたりするのを防ぎますが、鍵マークは「通信が暗号化されている」という意味で、「サイトが安全」という意味ではありません。関連コラム:HTTPSにしても防げないこと。鍵マークが示す範囲を知る、そのQRコード、開いて大丈夫?読み取った後の確認ポイント
IDS/IPS
不正な通信を見つけて知らせる仕組み(IDS)と、見つけて止めるところまで行う仕組み(IPS)。
IPアドレス制限
決まった接続元(事務所の回線など)からしか使えないようにする仕組み。接続元が決まっている管理画面などには効きますが、外出先や自宅から使う仕組みにかけると業務が止まりやすくなります。関連コラム:IPアドレス制限は本当に必要か。決める前に確かめること
ISMS
情報セキュリティを組織として管理し、改善し続ける仕組み。国際規格ISO/IEC 27001に沿った認証があります。
JVN
JPCERT/CC と IPA が運営する、日本の脆弱性の情報サイト。脆弱性ごとに番号を付け、影響を受ける製品や版、対策を公開しています。関連コラム:更新のお知らせとサイバー攻撃。後回しにしてよいもの・すぐ入れるもの、ネットショップや会社のサイトの部品で悪用が確認。外注先に聞くこと
KEV(悪用が確認された脆弱性の一覧)
アメリカの CISA が公開している、実際の攻撃に使われたことが確認された脆弱性の一覧。直す順番を決める材料として使われます。関連コラム:ネットショップや会社のサイトの部品で悪用が確認。外注先に聞くこと、更新のお知らせとサイバー攻撃。後回しにしてよいもの・すぐ入れるもの
MDM
会社が社員に配るスマートフォンやパソコンを、まとめて設定・管理する仕組み。紛失時のロックや、アプリの配布もできます。
OSアップデート
WindowsやmacOS、iOSなどを新しい版に更新すること。機能の追加だけでなく、脆弱性の修正も含まれます。関連コラム:Node.js・Next.js・PHPで重大な修正。2026年10月に確かめること、更新のお知らせとサイバー攻撃。後回しにしてよいもの・すぐ入れるもの
OSコマンドインジェクション
入力の扱いの不備を突いて、サーバーの中で攻撃者の命令を実行させる攻撃。成功すると、サーバーを乗っ取られるおそれがあります。関連コラム:ネットショップや会社のサイトの部品で悪用が確認。外注先に聞くこと
SIEM
さまざまな機器やシステムのログを集めて分析し、攻撃の兆しを見つける仕組み。
SPF/DKIM/DMARC
メールの送信元がなりすましでないかを確かめるための仕組み。自社のドメインに設定しておくと、偽のメールが相手に届きにくくなります。
SQLインジェクション
入力欄に特殊な文字列を入れて、サイトの裏側のデータベースを不正に操作する攻撃。作る側が入力をそのまま使わないことで防ぎます。関連コラム:WAFとは何か。ファイアウォールとの違いを実務の言葉で
SSL/TLS
インターネットの通信を暗号化するための仕組み。HTTPSはこれを使っています。現在使われているのはTLSですが、昔の名前のSSLと呼ばれることもあります。関連コラム:HTTPSにしても防げないこと。鍵マークが示す範囲を知る
USBメモリの危険
持ち運べる便利さの反面、紛失やウイルスの持ちこみの原因になります。社外に出すデータは、暗号化するかクラウドの共有機能を使うと、紛失や取り違えの被害を小さくできます。
UTM
ファイアウォール、ウイルス対策、迷惑メール対策などを1台にまとめた機器。統合脅威管理とも呼ばれ、小さな事務所のネットワーク対策に使われます。
VPN
インターネットの上に、暗号化された専用の通り道を作る仕組み。外出先から社内のシステムにつなぐときなどに使います。関連コラム:PHPの重大な弱点に悪用の報告。サイトと機器で確かめること、IPアドレス制限は本当に必要か。決める前に確かめること
WAF
Webサイトやアプリに届く要求の中身を見て、問題のあるものを通さない仕組み。どの入口を開けるかを決めるファイアウォールとは、守る層が違います。関連コラム:WAFとは何か。ファイアウォールとの違いを実務の言葉で、サイトにBotが大量に来る。止めるものと通すものを分ける
Webシェル
攻撃者が不正に入り込んだWebサーバーに置く、外から命令を送って操作するためのファイル。一度置かれると、穴をふさいだあとも出入りされるおそれがあるので、痕跡の確認が要ります。