給与計算と、そこに関わる保険や税の言葉。制度の細かい要件は、国税庁・厚生労働省・日本年金機構などの案内で確認してください。

か行

介護保険かいごほけん
介護が必要になったときに備える公的な保険。一定の年齢から保険料がかかり、給与から差し引かれます。関連コラム:賞与から何を差し引く?毎月の給与と違う計算のしかた
家族手当かぞくてあて
扶養している家族がいる社員に支払う手当。支給の条件は会社の規程で決めます。関連コラム:月2万円を上げるなら、基本給か手当か。何が変わるのか、残業代の計算方法。時給(1時間あたりの賃金)の出し方と割増の区分
基本給きほんきゅう
給与の中心になる賃金。賞与や昇給などの計算の基準にしている会社も多く、手当とは制度の上での役割が異なります。関連コラム:月2万円を上げるなら、基本給か手当か。何が変わるのか、基本給と手当は何が違う?名前だけでは扱いは決まらない
給与計算きゅうよけいさん
勤怠と人事の情報をもとに支給額を出し、社会保険料・雇用保険料・所得税・住民税などを差し引いて、振り込む額を決める一連の作業。前の工程の数字が次の工程の入力になるため、最初に入る元データの正しさが大切です。関連コラム:給与計算の流れを、勤怠締めから振込まで順番に整理、給与の締日と支払日はどう決める?無理のない日程の作り方
給与計算ソフトきゅうよけいさんそふと
勤怠のデータなどを元に、支給額や控除額を計算し、明細を作るソフト。料率や税額表の更新に対応しているか確かめます。関連コラム:給与計算の流れを、勤怠締めから振込まで順番に整理
給与計算の委託きゅうよけいさんのいたく
給与計算を、社会保険労務士や専門の会社に任せること。元になる勤怠と人事のデータは、会社側で正しく渡す必要があります。関連コラム:給与計算の流れを、勤怠締めから振込まで順番に整理
給与振込きゅうよふりこみ
給与を社員の銀行口座に振り込むこと。銀行の締め切りに間に合う日程で手続きします。関連コラム:給与の締日と支払日はどう決める?無理のない日程の作り方
給与明細きゅうよめいさい
支給額と控除額の内訳を社員に知らせる書類。紙だけでなく、社員の同意を得て電子で渡すこともできます。関連コラム:住民税の特別徴収とは?所得税と混同しないための整理
欠勤控除けっきんこうじょ
欠勤した日や時間の賃金を給与から差し引くこと。月給制でも行う会社があり、計算方法は就業規則や賃金規程に決めておきます。有給休暇を取った日を欠勤として扱ってはいけません。関連コラム:欠勤控除はどう考える?月給制でも決めておくべきこと
健康保険けんこうほけん
病気やけがの治療費の負担を軽くする公的な保険。保険料は会社と社員で分けて負担します。関連コラム:賞与から何を差し引く?毎月の給与と違う計算のしかた、給与計算の流れを、勤怠締めから振込まで順番に整理
月給制げっきゅうせい
月ごとに決まった額を支払う給与の形。欠勤などの扱いは会社の規程で決めておきます。関連コラム:欠勤控除はどう考える?月給制でも決めておくべきこと
月額変更届げつがくへんこうとどけ
固定的な賃金が大きく変わったときに、標準報酬月額を改めるための届け。関連コラム:住宅手当や通勤手当は、社会保険でどう扱われるのか
源泉徴収げんせんちょうしゅう
会社が給与を支払うときに所得税を差し引き、本人に代わって国に納める仕組み。毎月の額は給与に一定の率を掛けるのではなく、国税庁の源泉徴収税額表などをもとに求め、1年分は年末調整で精算します。関連コラム:給与から引かれる所得税はどう決まる?源泉徴収の考え方、年末調整とは?給与担当者の秋から1月までの仕事を整理
源泉徴収税額表げんせんちょうしゅうぜいがくひょう
毎月の給与から差し引く所得税の額を求めるための、国税庁の表。関連コラム:給与から引かれる所得税はどう決まる?源泉徴収の考え方、給与計算の流れを、勤怠締めから振込まで順番に整理
源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょう
1年間に支払った給与と、差し引いた所得税の額を示す書類。年末調整のあと社員に渡します。関連コラム:令和8年分の年末調整で変わること。基礎控除・給与所得控除・扶養の所得要件、年末調整とは?給与担当者の秋から1月までの仕事を整理
厚生年金保険こうせいねんきんほけん
会社員などが加入する公的な年金。保険料は会社と社員で分けて負担します。関連コラム:賞与から何を差し引く?毎月の給与と違う計算のしかた
甲欄・乙欄こうらん・おつらん
源泉徴収税額表の区分。扶養控除等申告書を出している人は甲欄、出していない人は乙欄を使います。関連コラム:給与から引かれる所得税はどう決まる?源泉徴収の考え方
固定残業代こていざんぎょうだい
一定の時間分の残業代を、あらかじめ定額で支払う仕組み。実際の残業がその時間を超えた分は、別に支払う必要があります。関連コラム:残業代の計算方法。時給(1時間あたりの賃金)の出し方と割増の区分
雇用保険こようほけん
失業したときの給付や、育児休業中の給付などを行う公的な保険。保険料は賃金に料率を掛けて計算します。関連コラム:賞与から何を差し引く?毎月の給与と違う計算のしかた、給与計算の流れを、勤怠締めから振込まで順番に整理

さ行

最低賃金さいていちんぎん
法律で決められた、賃金の最低額。都道府県ごとに決まり、毎年見直されます。
差引支給額さしひきしきゅうがく
総支給額から社会保険料や税などを差し引いたあとの、実際に振り込まれる額。手取りとも呼ばれます。関連コラム:給与計算の流れを、勤怠締めから振込まで順番に整理
算定基礎届さんていきそとどけ
毎年、標準報酬月額を決め直すために、日本年金機構などへ提出する届け。関連コラム:住宅手当や通勤手当は、社会保険でどう扱われるのか
資格手当しかくてあて
業務に役立つ資格を持つ社員に支払う手当。対象の資格と金額を規程に書いておきます。
締日・支払日しめび・しはらいび
締日は給与の対象になる勤務期間の区切り、支払日は給与を払う日。締日から支払日までのあいだに、勤怠の確定・計算・確認・振込の手続きがすべて収まる日程にします。関連コラム:給与の締日と支払日はどう決める?無理のない日程の作り方
社会保険しゃかいほけん
病気、けが、老後、失業などに備える公的な保険。会社員の給与計算では、健康保険、厚生年金保険、雇用保険などを扱います。関連コラム:住宅手当や通勤手当は、社会保険でどう扱われるのか、賞与から何を差し引く?毎月の給与と違う計算のしかた
賞与支払届しょうよしはらいとどけ
賞与を支払ったときに、日本年金機構などへ提出する届け。関連コラム:賞与から何を差し引く?毎月の給与と違う計算のしかた
賞与の算出率の表しょうよのさんしゅつりつのひょう
賞与から差し引く所得税の率を求めるための、国税庁の表。関連コラム:賞与から何を差し引く?毎月の給与と違う計算のしかた
所得税しょとくぜい
個人の所得にかかる国の税。会社員は給与から源泉徴収され、年末調整で精算されます。関連コラム:賞与から何を差し引く?毎月の給与と違う計算のしかた、住民税の特別徴収とは?所得税と混同しないための整理
時給制じきゅうせい
働いた時間に時間あたりの賃金を掛けて支払う給与の形。
住宅手当じゅうたくてあて
家賃などの住まいの費用を補う手当。名前が手当でも、社会保険料や所得税の対象になります。関連コラム:住宅手当や通勤手当は、社会保険でどう扱われるのか、基本給と手当は何が違う?名前だけでは扱いは決まらない
住宅ローン控除じゅうたくろーんこうじょ
住宅ローンを使って家を取得した人の所得税を軽くする仕組み。2年目以降は年末調整で申告できます。
住民税じゅうみんぜい
住んでいる市区町村と都道府県に納める税。会社員は多くの場合、特別徴収で給与から差し引かれます。関連コラム:住民税の特別徴収とは?所得税と混同しないための整理、給与計算の流れを、勤怠締めから振込まで順番に整理
総支給額そうしきゅうがく
基本給や手当など、控除を差し引く前の給与の合計。社会保険料などの計算の元にもなります。関連コラム:月2万円を上げるなら、基本給か手当か。何が変わるのか、給与計算の流れを、勤怠締めから振込まで順番に整理

た行

退職金たいしょくきん
退職した社員に支払うお金。支払うかどうかや額は、会社の規程で決めます。関連コラム:月2万円を上げるなら、基本給か手当か。何が変わるのか
遅刻・早退控除ちこく・そうたいこうじょ
遅刻や早退で働かなかった時間の分の賃金を差し引くこと。働かなかった時間を超えて差し引くと、労働基準法の「減給の制裁」にあたり、上限の決まりがかかります。関連コラム:遅刻・早退の控除はどう計算する?担当者で変えないために
賃金控除協定ちんぎんこうじょきょうてい
法律で決められたもの以外(社宅費や組合費など)を給与から差し引くために、会社と労働者の代表が結ぶ協定。
通勤手当つうきんてあて
通勤にかかる費用を補う手当。所得税では一定の範囲まで非課税ですが、社会保険の報酬には含まれるのが基本です。関連コラム:住宅手当や通勤手当は、社会保険でどう扱われるのか、基本給と手当は何が違う?名前だけでは扱いは決まらない
手当てあて
役職・資格・住宅・通勤など、特定の理由や条件に対して支払う賃金。名前を「手当」にしても社会保険料や所得税の対象から外れるわけではなく、扱いは中身で決まります。関連コラム:基本給と手当は何が違う?名前だけでは扱いは決まらない、月2万円を上げるなら、基本給か手当か。何が変わるのか
特別徴収税額の通知書とくべつちょうしゅうぜいがくのつうちしょ
市区町村から会社に届く、社員ごとの住民税の額を知らせる書類。この額のとおりに差し引きます。関連コラム:住民税の特別徴収とは?所得税と混同しないための整理
特別徴収(住民税)とくべつちょうしゅう(じゅうみんぜい)
会社が毎月の給与から住民税を差し引き、市区町村へ納める方法。額は会社が計算するのではなく、市区町村から通知された金額をそのとおりに差し引きます。関連コラム:住民税の特別徴収とは?所得税と混同しないための整理

な行

日給制にっきゅうせい
働いた日数に1日あたりの賃金を掛けて支払う給与の形。
年末調整ねんまつちょうせい
1年間に給与から差し引いた所得税の合計と、その年に本来納める所得税との差を精算する手続き。秋から準備を始め、毎年の税制改正や申告書の様式を確かめて進めます。関連コラム:年末調整とは?給与担当者の秋から1月までの仕事を整理、給与から引かれる所得税はどう決まる?源泉徴収の考え方

は行

標準賞与額ひょうじゅんしょうよがく
賞与から差し引く健康保険・厚生年金の保険料を計算するもとになる金額。毎月の給与とは計算のもとが違うため、月々の計算式をそのまま流用しないようにします。関連コラム:賞与から何を差し引く?毎月の給与と違う計算のしかた
標準報酬月額ひょうじゅんほうしゅうげつがく
健康保険・厚生年金の保険料を計算するもとになる金額。給与として毎月支払う住宅手当や通勤手当も「報酬」に含まれるのが基本で、名前ではなく中身で判断します。関連コラム:住宅手当や通勤手当は、社会保険でどう扱われるのか、給与計算の流れを、勤怠締めから振込まで順番に整理
普通徴収ふつうちょうしゅう
住民税を、会社を通さずに本人が納める方法。退職した人などが対象になります。関連コラム:住民税の特別徴収とは?所得税と混同しないための整理
扶養控除等申告書ふようこうじょとうしんこくしょ
社員が扶養親族の状況などを会社に申告する書類。毎月の源泉徴収税額の計算に使います。関連コラム:年末調整とは?給与担当者の秋から1月までの仕事を整理、給与から引かれる所得税はどう決まる?源泉徴収の考え方
扶養親族ふようしんぞく
生計を同じくし、所得が一定以下の家族など。所得税の計算や手当の支給に関わります。関連コラム:給与から引かれる所得税はどう決まる?源泉徴収の考え方、令和8年分の年末調整で変わること。基礎控除・給与所得控除・扶養の所得要件
保険料控除ほけんりょうこうじょ
生命保険料や地震保険料などを支払った人の所得税を軽くする仕組み。年末調整で申告します。関連コラム:令和8年分の年末調整で変わること。基礎控除・給与所得控除・扶養の所得要件、年末調整とは?給与担当者の秋から1月までの仕事を整理
保険料率ほけんりょうりつ
保険料を計算するときの割合。年度や加入する保険の運営団体によって変わるため、毎年確かめます。関連コラム:賞与から何を差し引く?毎月の給与と違う計算のしかた

や行

役職手当やくしょくてあて
管理職などの役職に対して支払う手当。残業代の計算の元に含めるかどうかは、中身に応じて確かめます。

ら行

労災保険ろうさいほけん
仕事中や通勤中のけがや病気に対して給付を行う保険。保険料は会社が全額負担します。
労働保険ろうどうほけん
労災保険と雇用保険をまとめた呼び方。保険料は年度ごとにまとめて申告し、納めます。関連コラム:住宅手当や通勤手当は、社会保険でどう扱われるのか

わ行

割増賃金(残業代)わりましちんぎん(ざんぎょうだい)
法定の時間外・休日・深夜に働いた時間に対して、通常の賃金に一定の率を上乗せして支払う賃金。計算の前に、勤怠の側でどの区分の時間かを確定させておく必要があります。関連コラム:基本給と手当は何が違う?名前だけでは扱いは決まらない
割増率わりましりつ
時間外・休日・深夜の労働に対して、通常の賃金に上乗せする割合。区分ごとに法律で決められています。関連コラム:残業代の計算方法。時給(1時間あたりの賃金)の出し方と割増の区分

A–Z

1時間あたりの賃金
残業代などを計算するときの元になる、時間あたりの賃金。月給を月の所定労働時間で割るなどして求めます。関連コラム:残業代の計算方法。時給(1時間あたりの賃金)の出し方と割増の区分、遅刻・早退の控除はどう計算する?担当者で変えないために