- 11月8日未明の地震について気象庁が発表したこと
- これからの数日に気をつけたい揺れ
- 家具・ガス・電気・ガラスの確かめ方
- 揺れた家を見て回るときの注意
- 家族の連絡とうわさへの向き合い方
結論
2026年11月8日1時4分ごろ、静岡県西部を震源とする地震があり、愛知県知多市で震度5強を観測しました。気象庁によると、この地震による津波の心配はありません。
揺れの強かった地域では、今後しばらく同じくらいの揺れが起きることを前提に過ごしてください。夜のうちは足元と寝る場所の安全を、明るくなったらガス・電気・家の様子を順に確かめるのが現実的です。
気象庁が発表したこと
気象庁の1時12分の発表では、震源は静岡県西部で深さ約40km、地震の規模を示すマグニチュードは5.7です。
震度5強は愛知県知多市です。震度5弱は、愛知県の瀬戸市・半田市・刈谷市・豊田市・東海市・みよし市・東郷町・新城市、長野県売木村、岐阜県恵那市、静岡県浜松市浜名区でした。名古屋市の各区や豊橋市など、東海地方の広い範囲で震度4を観測しています。値は更新されることがあるので、最新は気象庁の地震情報で確かめてください。
気象庁の「震度階級関連解説表」では、震度5強は物につかまらないと歩くことが難しく、固定していない家具が倒れることがある揺れとされています。
これからの数日の揺れ
気象庁は、大きな地震の後は1週間程度、最初の地震と同じくらいの地震に注意することを基本としています。特に発生から2〜3日程度は、規模の大きな地震が起きることが多いとしています。最大震度5弱以上の地震では、1〜2時間後から今後の見通しを発表するので、その内容も確かめてください。
南海トラフ地震臨時情報(調査中)は、監視している領域でマグニチュード6.8以上の地震が起きたときなどに出る情報です。この記事を書いた時点で、気象庁の発表履歴に、今回の地震を受けた臨時情報は載っていません。この先の発表は気象庁の情報で確かめてください。
強く揺れた地域で、順に確かめること
- 靴やスリッパを履いて動く
- 明かりは懐中電灯で
- 寝る場所を家具から離す
→ けがを防ぐ
- 赤いランプの点滅を確認
- 器具を止めて復帰・約3分
- におったら換気・連絡
→ スイッチに触れない
- 熱を出す家電のプラグを抜く
- 戻ったらコードの傷を確認
- 家を離れるならブレーカー
- 扉・窓・壁のひびを見る
- ブロック塀に近づかない
- 重い物を低い所へ
→ 傾いたら避難場所へ
今夜と明日、家で確かめること
- 足元と明かり:割れた食器やガラスがあるかもしれないので、靴やスリッパを履いて動きます。明かりは懐中電灯やヘッドライトを使います。
- 寝る場所:倒れかけた家具や、高い所から落ちそうな物がないか見て、寝る位置を家具から離します。
- ガス:都市ガスのマイコンメーターは震度5相当以上の揺れで自動的に止まることがあり、赤いランプが点滅します。戻すときは、屋外の分も含めてすべてのガス機器を止め、復帰ボタンを押して約3分待ち、点滅が消えたことを確かめます。手順は機種やガス会社で違うので、メーターの表示やガス会社の案内に従ってください。
- ガスのにおいがしたら:窓や扉を開けて換気し、換気扇などの電気のスイッチには触れません。メーターのガス栓を閉め、ガス会社に連絡して指示を受けます。
- 電気:停電した場合は、電気ストーブなど熱を出す家電のプラグを抜いておきます。電気が戻ったら、コードや家電に傷や焦げがないかを見てから使います。
確認リスト
- 家族全員がけがをしていないか
- 寝る場所のまわりに、倒れそうな家具や落ちそうな物がないか
- ガスメーターの赤いランプが点滅していないか
- 熱を出す家電のプラグを抜いたか
揺れた家を見て回るときの注意
外回りは、暗いうちに無理に見に行かず、明るくなってからにします。気象庁の解説表では、震度5強で補強されていないブロック塀が崩れることがあるとされています。東京消防庁も、ブロック塀や門柱には近づかないよう呼びかけています。
家の中では、扉や窓が開け閉めできるか、壁や天井に新しいひびがないか、水回りから水が漏れていないかを見ます。家が傾いた、壁に大きなひびが入ったと感じたら、無理に家にとどまらず、自治体の案内する避難場所に移ってください。片付けは、続く揺れを考えて、重い物を低い所に移すことから始めると安全です。職場でも、出勤したら棚の上の物や倒れかけたキャビネットを先に見てください。
家族の連絡と、うわさへの向き合い方
離れて暮らす家族には、短いメッセージで無事を伝えます。電話が混み合うときは、災害用伝言ダイヤル(171)や災害用伝言板(web171)が使えます。使い方は、コラム「災害時の安否確認は171とweb171で。体験利用日と00000JAPANの注意点」にまとめています。
大きな地震の後は、「次はもっと大きいのが来る」といった出どころの分からない投稿が出回りがちです。地震の情報は気象庁、避難の情報は自治体の発表で確かめ、確かめられない投稿は広めないでください。確かめ方は、コラム「災害や大きなニュースに便乗する偽情報と詐欺。広める前・寄付する前の確かめ方」で扱っています。
次の揺れの前に
今回倒れた物や動いた物は、次に固定する候補です。寝室と出入口の近くから見直し、懐中電灯・水・携帯トイレが家のどこにあるかも家族で確かめておきます。家具の固定と感震ブレーカー、揺れる前から後までの備えの全体像は、関連するコラムで扱っています。
今日、まず確認すること
寝る前に、寝る場所のまわりに倒れそうな物がないかを確かめ、枕元に靴と明かりを置いてください。